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きのう訃報が伝えられたオリビア・ニュートン・ジョンさんは、70年代「そよ風の誘惑」や「カントリー・ロード」など青春の愛唱歌でヒットを連発した。その後もロック調の「フィジカル」で爆発的なセールスを記録している。杏里さんの「オリビアを聴きながら」やジブリ映画「耳をすませば」の主題歌などは、日本の音楽シーンにも深い影響を与えていた。しかし、華やかな活躍の影で90年代以降は乳がんとの闘いが続いたようだ。それでも早期発見の啓発活動にまい進し、7年前には福島市でコンサートも開いた。病を圧倒するポジティブさでもファンわ勇気づけた。レコードの時代から動画配信の現代まで長く愛された歌姫だった。(291文字)