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2年前の春、イタリア人の知人にビデオ電話をかけた友人の話だ。イタリア人の彼はコロナ禍になってから毎日、ベランダでお隣さんとご飯を食べるのが日課になったそうだ。「無事を確認しあえるし、こんな時期だからこそ楽しく食事がしたい」。イタリアでは自然災害も多いが、災害時には避難所の運動場でキッチンカーを皆で囲む。これを聞き、人に寄り添い、おなかだけでなく心も満たせる食とは何か、改めて考えてみたいと思った。(199文字)