8/17

探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った試料の分析で、生命の源になる有機物や水が地球に届く仕組みが浮かび上がった。海洋研究開発機構などのチームは、サンプルから耐熱性に優れた「ケイ酸塩」と呼ばれる鉱物を見つけたという。これが熱に弱い有機物や水を守る「ゆりかご」のような役割を果たし、生命の源が安全に地球に運びこまれた。そんな仮説を提唱できるそうだ。「はやぶさ2」が採取した砂などの分析は世界中のチームが進めているから、今後の大発見が大いに楽しみだ。(231文字)