10/29 杉田政務官

「ネットいじめ」という言葉がすっかり定着してしまった。文部科学省の調査によると、全国の小中高校でSNSを通じた嫌がらせなどは過去最多の2万件余り。コロナ下の教室には情報端末が行き渡った。啓発活動が必要だが、これがなかなか難儀だ。

政府もそれなりに努力はしている。総務省などは、ネット上の誹謗中傷対策キャンペーンを始めた。「#NoHeartNoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!)」という官製ハッシュタグを立ち上げたのだ。根拠のない悪口を投稿すると罪に問われたり、慰謝料を請求されたりする場合がある、と警鐘を鳴らす。

この取り組みを知らなかった人も多いはず。無理もない。総務相を補佐する政務官だって国会で、「存じ上げない」と答弁したのだから。